1947-11-18 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第25号
今日のごとき陸上の鐵道が老廢いたしまして、これを維持いたしまする上におきまして、莫大なる資材を要するときにあたりましては、なおさらにこの貨車效率の運用を高めていきます上に、大量物資を消費地に送りますことは一にかかつて船舶するよりほかにないと考えまして、私どもはその觀點に立つて今日いたしておりますが、これと相まちまして、陸上施設、運輸施設とを港灣と結びつけていくということが大切でございます。
今日のごとき陸上の鐵道が老廢いたしまして、これを維持いたしまする上におきまして、莫大なる資材を要するときにあたりましては、なおさらにこの貨車效率の運用を高めていきます上に、大量物資を消費地に送りますことは一にかかつて船舶するよりほかにないと考えまして、私どもはその觀點に立つて今日いたしておりますが、これと相まちまして、陸上施設、運輸施設とを港灣と結びつけていくということが大切でございます。
これにつきましては、全國的に運輸省等と折衝いたしまして、輸送の強化をはかるとともに、全國から亞炭の專用の輸送列車をつくりまして、いわゆる亞炭列車といつておりますが、貨車效率を上げまして、輸送量を殖やすということをいたしますと同時に東北方面は鐵道事情が非常に逼迫しておりますので、鹽釜から船で京濱にもつてまいりたいと存じまして運輸省と折衝しておりました。
貨車の運行能率を高めていきたい、かように考えまして、先般もその手段をとりまして、今九州におきましては、今月は約十七萬トンほど海上轉移にいたしたのでありますが、今後におけるところの冬季玄海灘竝びに海上の風波の關係上、思うようにこの海上轉移が實行できるかどうかは、非常に天候に支配されますので、つとめて中津竝びに刈田港にこれを集中いたしまして、シヨート・カツトでいく、すなわち船にあくまでもこれを移して貨車效率